【#当事者たちの声をきく】
2月18日(月)18:00~20:00
ご報告が遅くなってしまいましたが 定員を超える方にご参加いただき、開催しました。
『当事者』 タイトルに「当事者たちの声をきく」と 「当事者」という言葉を使っていますが 「当事者」っていったい誰なんだろう?
そんなモヤモヤを持ちながらタイトルにしてみました。
そのモヤモヤを見事にオープニングで払ってくれたのが 登壇者の花澤さん(にょんちゃん)。
「当事者ってその状況にある人だけではなくって、 この問題に出会っちゃった人すべてが「当事者」になると思うんです。 だから、みなさんも今から「当事者」です」 今回は、若者たちに登壇者として話をしていただきましたが 話を聞いた参加者のみなさんも「当事者」として 聞いたことを周りの人に話してもらえると 課題の理解や意識をしてくれる人が どんどん増えていくのではないでしょうか? 若者たちの話を聞き ひとえに「子どもの貧困」といっても グラデーションがあって それぞれの子たちで困り事が違いサポートしてもらいたいことも 当然のことながら違うんだということを改めて感じました。 また、「子どもの貧困」の当事者だから支援が必要。という訳でもなく 子どもたちそれぞれには「困り事」があって その困り事の解消のために寄り添って一緒に歩いてくれる大人の存在が必要なんだと思いました。 それが、親なのか、学校の先生なのか、塾や習い事の先生なのか 地域の大人たちなのか、支援者なのか。 「子どもたちの周りに頼れる人がいること」が大事なことで 「頼れる人がいる」「頼れる人に出会える」地域づくりが 目指していくことの一つになるのかと思います。
ご参加いただい方の感想としては ・冒頭にあった「モヤモヤ」が持って帰れそうです。 ・子どもが貧困ではなく、大人(家庭が貧困)と聞いて、まさしくその通りであると思った。 ・具体的な支援メニューとしてはどんなものがあると良いのか、と支援が届いていないことの2つの論点がゴチャっとしている印象を受けていましたが、そもそも子どもの視点では届いていないと感じました。 ・鶴見区というアルバイトもたくさんある中で、高校生の貧困は見えづらくなっているのかなと思いました。 ・登壇している3人の後ろ(?)には、どれだけのあきらめ体験をしてきた人がいるのだろうと、2時間いろいろと考えさせられました。 などのコメントをいただきました。 登壇いただいた若者たちに改めてお礼を申し上げます。 にょんが終わりに 「私たちが前に出て話をしているが、発信ができない子たちの分も前に出て発言する」 と言っていましたが
「前に出て名前を出し、話さないといけない」社会を作り出してしまっていることに大人として責任を感じます。 にょんたちの後ろの子たちやこれからの若者たちには このような体験の話をしなくて済むようにしていきたいと思います。
ぜひ一緒に走ってください! よろしくお願いいたします。
特定非営利活動法人サードプレイス 須田洋平